【東宝】ミー&マイガール

[ 2009/6/6 22:00 |観劇日記 /, ]

帝国劇場
ミー&マイガール
http://www.tohostage.com/me_and_mygirl/index.html

CAST
ビル/井上芳雄
サリー/笹本玲奈

マリア公爵夫人/涼風真世
ジョン卿/草刈正雄
ジャッキー/貴城けい
ジェラルド/本間憲一
パーチェスター/武岡淳一

帝劇のミーマイは初見です。
井上ビルに笹本サリーなんて可愛くないわけがないじゃないって感じですよね。
もう、本当にハッピー☆☆☆

雪組千秋楽でとなみちゃんを見送ってベロベロになっていたところに、テルくんの怪我の知らせもあって…(T_T)
本当に打ちのめされた気持ちだったんですが、かなり浮上できました。

28日まででお席も余裕がありそうなので、もう一回見たいかも!

幕開き前にロビー階段では指揮者・塩田先生率いるおけバンドによる楽器紹介。
ピッコロだのバンジョーだのを塩田先生のおもしろおかしなトークでお勉強できます。
指揮棒って3000円位なんですって。

ミニコンサート終わるとそこにランペスキング達が乱入。
ランペスウォークをみんなで踊ろう!と、劇場に入って振り付け講座(苦笑)。
例の「くるくる、膝ポンポン、肘ポンポン、イエーイ☆」ってヤツですね。
一頻り盛り上がったところで、やっと本編です。ああ楽しい。

■井上ビル■
ルドルフやフェルゼン、荒くれてもヴォルフガングくらいのイメージだったので、チャラい役が新鮮でした。
ヅカミーマイを見た時に、こんな男が実在したら絶対に苦手!と思っていたんですが、男性がやると本当にリアルに苦手(苦笑)なのに魅力的(笑)。
一貫して、「良くも悪くも軽くて素直な若者ww」なビルですが、ソロで歌うといきなり上品だったり。

■笹本サリー■
強そうなサリーです。
一幕冒頭は、蓮っ葉というより女の子ですらない子供の乱暴さのように感じました。
でも、歌わせるとやっぱりピカイチです。そしてやはり、いきなりお上品(笑)。
ダンスはどこかぎこちないんだけど、井上さんとのタップが良かったです。目が必死で。
リフトに乗り慣れてない感じがちょっと心配かなー、と。
最近ヅカばっかりだったから、普通の女優さんも太めに見えちゃって。それで強そう印象だったのかも。しかしながら、ラストのウェディングドレスは、かなめさん&かしげさんにはさまれると「…タキさん?!」って感じで。あわわわわ。

■かなめマリア■
最初に謝ってしまいます。すみません。かなめさんを見直しました。
現役を知らないんで、女優になられてからの「きゃぴきゃぴ☆」に引き気味で苦手意識持ってたんですが、マリアさんステキじゃないですか!
抑えた演技にすごく貫禄があって、細くて可愛らしい女性なのに強そう。タキマリアとは違ったベクトルで良かったです。
その分、二幕がはっちゃけ過ぎな感じが…ちょっと残念。

■草刈ジョン■
心の愛称はジョニーじゃなくてジョンちゃんなのね。草刈ジョニー。
渋くてお茶目で可愛いステキおじさまジョニー。もう大好きジョニー。
すごい役者さんだなぁ、と思うのは存在感とか独特の空気を持ってる人。草刈正雄さん、鹿賀丈史さん、キャラメルの西川浩幸さん。
役ごとに人格が変わるような役者さんも器用で感心しますが、自分のまま役を演じられる人っていいなぁ。大好き。

■かしげジャッキー■
今回の私的メインディッシュ!
これが見たくてチケットを手に入れたんです実は。
男役時代も勿論大好きでしたが、女優・貴城けいのほうがむしろ大好きかもしれません。
予想以上です。すっっっごいチャーミング☆☆
身長の関係だと思うんですが、終始顎引きっぱなしで否が応でもにも上目遣い!かわいいかわいい。
ビルに姫だっこしてもらうのも、サリーよりずっと軽々って印象。
更に個人レッスンで見せた黒の下着姿もセクシーv
すっかり女性らしく…と思ったら、ひっくり返ったソファーの向こうに見えた足。足だけ、なんか逞しかったです。
歌の高音がちょっと不安定だったかな。

何度見ても誰と見てもどこのカンパニーで見ても、とにかくハッピーでキュートなミュージカル。作品そのもののすばらしさを感じます。
2009東宝版は、歌詞や台詞の役が現代語に近く演出されていました。
宝塚版の古い言い回しで「わかる…けど、???」ってなっていたところもすっきり。
印象的だったのは「街灯…」の歌詞。

♪会えるか会えない
 それはわからない

「ない」の韻踏みが好き。

あとは、サリーの「顎で…」(東宝版では「スマイル!スマイル!」)。

♪顎を引き前を見てスマイル

あぁ、なるほど日本語!
やせ我慢度が上がった歌詞でした。
個人的には、みほこサリーの歌詞が好き。サビのバリエが豊か。

「僕と僕の女の子」「ランペスの歩き方」みたいな、よくわからない言い回し表現がわりと好きなので、それはそれとして残って言って欲しいな、とも思います。

目を惹かれたアンサンブルが、ゲストでピンクのベストを着てた人。
パンフ見てるんだけどお名前がはっきりしなくて;;
チャールズのシーンで召使いだったような気もするんだけど、もう一回見る機会があれば覚えたいです。

セットがステキでした。
オープニングの自動車がトランクになって運ばれるのは、上手い場面転換!
お屋敷の階段が斜めに行き交う作りがちょっと迷路っぽくてときめきます。
ランペスの街灯もデザインが可愛くなってて、これはこれで好きだけどちょっとディズニーのアトラクションぽさを感じないでもない。ビルがコート引っかけ蹴ると「ぼよよーん」で揺れるのは、かわいいけど…うーんうーん。

慌ただしいスケジュールで見に行ったけど、本当に楽しかったです。
東宝は東宝で、宝塚は宝塚で良いところが少し違うから、両方見れて良かったです。
どっちも良くてどっちも好きだけど。だけどだけど。
やっぱり、私にとっての永遠のサリーはみほこちゃんですv


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